柱2026-06-14

KPIとは?意味と読み方を簡単に|KGIとの違い・決め方・具体例

KPIとは、KGI達成までの進み具合を測る「途中の数字」。読み方・KGI/KSF/OKRとの違いを1表で整理し、部門別の具体例と決め方5ステップ、よくある失敗まで、支援50社以上の岩田圭弘が簡単に解説します。

KPIの教科書

Free Download

無料

KPIの教科書

資料を無料でダウンロード
KPIの教科書 表紙

Free Download

KPIの教科書

「指標とは何か」という基本から、KGI・KSF・OKR・MBOとの違いまで、前提知識ゼロでも読み通せる順番でまとめた入門教科書です。

資料をダウンロードする →

Newsletter

KPI・グロース戦略の知見を定期配信

無料で登録する →

KPIとは、最終目標(KGI)にたどり着くまでの進み具合を測る「途中の数字」のことです。たとえば「年間売上1億円」がゴールなら、「月の面談数」や「受注率」がKPIにあたります。

私が支援先でKPIを説明するときは、もっと短く言います。KPIとは、明日からの行動が変わる数字です。見ても明日の行動が変わらない数字は、どれだけ精密でもKPIとは呼びません。

読み方:ケーピーアイ / 正式名称:Key Performance Indicator(キー・パフォーマンス・インジケーター) / 日本語訳:重要業績評価指標

この記事では、KPIの意味をひと通り押さえたうえで、KGI・KSF・KDI・OKR・MBOとの違いを1表で整理し、部門別の具体例、決め方の5ステップ、よくある失敗までを順に解説します。

この記事で分かること

  • KPIの意味と読み方(1分で読めます)
  • KGI・KSF・KDI・OKR・MBOとの違い
  • 営業・マーケ・CS・人事・製造など部門別のKPI例
  • KPIの決め方5ステップと、よくある失敗

KPIとは?意味を簡単に

KPIは「ゴールまでの途中経過を、数字で確かめるための指標」です。

ゴールの数字(売上や利益)は、期末になるまで結果が分かりません。期末に「足りなかった」と分かっても、もう打つ手はない。そこで、ゴールに向かう途中の数字を決めておき、毎週・毎日それを確かめながら進みます。この途中の数字がKPIです。

KPIの読み方・正式名称

項目内容
読み方ケーピーアイ
正式名称Key Performance Indicator
日本語訳重要業績評価指標
使い方の例「今期の営業部のKPIは、月間の面談数と受注率に置く」

「Key(重要な)」「Performance(業績・成果)」「Indicator(指標)」の頭文字です。英語圏でも同じ略語で通じます。

例で見るKPI:年間売上の目標を「途中の数字」に分ける

法人向けの営業組織で、今期の目標が「年間売上1億2,000万円」だったとします(数字は説明用の例です)。売上は、次のように分けられます。

売上 = 平均単価 × 受注件数
受注件数 = 面談数 × 展開率 × 展開獲得率

「展開」とは、面談した相手が具体的な検討に進んだ状態のことです。この式の右側に並んだ「面談数」「展開率」「展開獲得率」「平均単価」が、KPIの候補になります。

売上は期末まで確定しませんが、面談数は今週の数字がすぐ分かります。今週の面談が目標の半分しかなければ、期末を待たずに手を打てる。これがKPIを置く意味です。

実際には、KPIは何層かに分かれます。売上はまず「受注件数」と「単価」に分かれ、受注件数を分解すると、訪問・展開・受注といったプロセスKPIになります。そして、そのプロセスKPIを動かすもの(たとえば決裁者の同席率)を、私はプライマリーKPIと呼んでいます。現場でいう施策にあたる層です。プライマリーKPIの探し方と、ツリーを使い続けるための運用はKPIツリーの運用で書いています。

図:売上KGIを「途中の数字」に分解した例(売上=単価×受注件数、受注件数=面談数×展開率×展開獲得率)
図:売上KGIを「途中の数字」に分解した例(売上=単価×受注件数、受注件数=面談数×展開率×展開獲得率)

KPIは「測る数字」ではなく「人を動かす装置」

ここで一つ、多くの解説が触れない話をしておきます。

KPIは、進み具合を測る計器だと思われがちです。しかし実際には、数字を置いた瞬間から、人はその数字を満たす方向に動きはじめます。KPIは計器である以上に、人を動かす装置です。

だから、置く数字を間違えると、人は間違った方向に全力で動きます。架電数だけを置けば、つながりやすい相手にかけ続ける。商談数だけを置けば、決まる見込みの薄い案件まで商談に上げる。誰もサボっていないのに、KPIシートは全部達成、売上だけが未達——という光景が生まれます。

この「達成しているのに成果が動かないKPI」を、私は空振りKPIと呼んでいます。KPIの意味を知ったら、次に押さえるべきは「どの数字なら人が正しく動くか」です。この記事の後半(決め方・失敗)は、その見分け方の話です。

KPIは管理のためでなく、改善のためのツール

KPIは「管理するためのツール」と言われがちです。私は、そうではないと考えています。KPIは改善するためのツールであり、明日から何をすればいいかを明確にするためのツールです。

KPIがない組織では、各自が自分の好きなようにやります。だから現場に入ったとき、最初に「あなたはいま何をやっているのか」という質問から入ることになります。KPIを置くと、人の動きが変わります。たとえば決裁者の同席率を上げるというKPIを全員が追うなら、全員がそのための工夫を始めます。方向が一つに揃うので、データが溜まり、工夫を変えながら試すこともできます。KPIを置く価値は、みんなが同じ方向を向くことにあります。


KPIとKGI・KSF・KDI・OKR・MBOの違い【1表で整理】

KPIの周りには、似たアルファベットの言葉がいくつもあります。まず1表で整理します。

用語読み方正式名称一言でいうと例
KGIケージーアイKey Goal Indicator(重要目標達成指標)最終ゴールの数字年間売上1.2億円
KSFケーエスエフKey Success Factor(重要成功要因)※KFS・CSFともゴールに届くための「勝ち筋」大手企業の決裁者に会えるか
KPIケーピーアイKey Performance Indicator(重要業績評価指標)ゴールまでの途中の数字月間面談数、展開率
KDIケーディーアイKey Do IndicatorKPIを動かすための、自分で100%やりきれる行動量商談の最後に次回の日程をその場で決めたか
OKRオーケーアールObjectives and Key Results目標を立てて管理する「器」(挑戦目標型)四半期で野心的な目標を置く
MBOエムビーオーManagement by Objectives(目標管理制度)目標を立てて評価に結びつける「器」半期ごとの個人目標と評価
図:KPIとKGI・KSF・KDI・OKR・MBOの関係(KGI→KSF→KPI→KDIの鎖と、それを入れる器としてのOKR・MBO)
図:KPIとKGI・KSF・KDI・OKR・MBOの関係(KGI→KSF→KPI→KDIの鎖と、それを入れる器としてのOKR・MBO)

KGIとKPIの違い:ゴールと途中経過

いちばんよく聞かれるのがこの違いです。

  • KGIは「ゴールそのもの」。売上・利益・受注件数など、期末に達成したかどうかが決まる数字です
  • KPIは「ゴールまでの途中経過」。面談数や受注率など、期中に何度も確かめられる数字です

KGIは結果なので、現場が今日の行動で直接動かすことはできません。KPIは、そのKGIを動かす原因の側にある数字です。KGIからKPI、さらに行動(KDI)まで落とす手順は、KGI・KPI・KDIの違いで詳しく解説しています。

KSFとKDI:KPIの「手前」と「その先」

KSFは、ゴールに届くための勝ち筋です。「どこで勝つか」を決めるもので、それ自体は数字ではありません。KSFを数字に置き換えたものがKPIだと考えると整理しやすいでしょう。KSFの意味と見つけ方はKSFとはにまとめています。

KDIは、KPIのさらに先にある「今日やる行動の量」です。KPIの多くは相手の反応にも左右されますが、KDIは本人が100%やりきれる数字に絞ります。「受注率を上げる」はKPI、「商談の最後に次回の日程をその場で決める」はKDIです。

OKR・MBOとKPIの違い:器と物差し

「OKRとKPIはどちらを使うべきか」とよく聞かれますが、この2つは比べるものではありません。

  • OKR・MBOは、目標を立てて管理するための器(仕組み)
  • KPIは、その目標がどこまで進んだかを測る物差し

OKRを使ってもMBOを使っても、進み具合を測るKPIは必ず要ります。会社のフェーズによるOKRとMBOの使い分けはOKR・MBO・KPIの違いをご覧ください。


KPIの具体例【部門別・業種別】

部門別のKPI例

KPIは「行動に近い数字(先行KPI)」と「結果に近い数字(結果KPI)」に分けて持つと、使い分けがはっきりします。

部門先行KPI(行動に近い・毎日〜毎週見る)結果KPI(成果に近い・毎月見る)
営業面談数、決裁者との面談数、次回日程のその場設定率展開率、受注率、平均単価
マーケティング対象企業からの資料請求数、商談につながる問い合わせ数MQL→SQL転換率、商談化数、受注貢献額
カスタマーサクセスオンボーディング完了率、定例接触の実施率解約率(チャーンレート)、NRR、アップセル額
人事・採用スカウト送信数、面接設定数内定承諾率、採用充足率、入社後の定着率
製造設備点検の実施率、段取り替え時間不良率、設備稼働率、納期遵守率
開発・プロダクトデプロイ頻度、レビュー待ち時間変更の失敗率、機能の利用率、継続率
経理・財務請求書の発行リードタイム売掛金の回収日数、営業キャッシュフロー、ランウェイ
図:部門別のKPI例(7部門を先行KPI/結果KPIの2列で整理)
図:部門別のKPI例(7部門を先行KPI/結果KPIの2列で整理)

部門ごとの詳しい設計は、営業KPI大全/マーケティングKPI/カスタマーサクセスKPI/採用KPIにまとめています。職種別の一覧は職種別KPI完全ガイドマップから辿れます。

業種別のKPI例

業種ごとに「何が売上を作るか」が違うため、置くKPIも変わります。

業種代表的なKPI詳しい記事
製造業不良率、設備稼働率、リードタイム製造業のKPI
小売・店舗客数、客単価、買上率小売・店舗のKPI
飲食店客数、客単価、回転率、原価率飲食店のKPI
SaaSMRR、解約率、NRR、LTV/CACSaaS KPI

同じKPIでも「人が動く置き方」と「空回りする置き方」がある

KPIの一覧を眺めても、自社に合うKPIは決まりません。同じ指標名でも、置き方ひとつで人の動き方が変わるからです。判断の問いは2つだけです。

  1. その数字は、担当者本人が今日の行動で動かせるか
  2. その数字が増えたとき、売上(KGI)も増えるか

2つとも「はい」なら、現場に置いてよいKPIです。1だけ「はい」で2が「いいえ」なら、それが空振りKPIです。たとえば「架電数」は、電話をかける相手の条件が決まっていなければ空振りに落ちやすく、「条件に合う企業への架電数」にすると人が正しく動くKPIに変わります。

2が「はい」でも1が「いいえ」の数字(受注率や売上)は、経営が見る数字です。現場に目標として配るのではなく、原因となる行動のKPIを配ります。この判定を営業KPIの1つ1つに当てはめた一覧は、営業KPI大全にあります。

図:空振りKPIを見分ける2つの問い(本人が動かせるか×売上が動くか)
図:空振りKPIを見分ける2つの問い(本人が動かせるか×売上が動くか)

KPIの決め方:5ステップ

図:KPIの決め方5ステップ(KGIを1つに→式に分解→目安と比べる→動かせる数字を置く→頻度と見直し日)
図:KPIの決め方5ステップ(KGIを1つに→式に分解→目安と比べる→動かせる数字を置く→頻度と見直し日)

ステップ1 KGIを1つに決める

まずゴールの数字を1つに決めます。「いつまでに、いくら」まで数字で書きます。

このとき、売上ではなく粗利をゴールに置くことも検討してください。売上をゴールにすると、いちばん簡単な達成方法が「値引きして売る」になるからです。KPIが人を動かす装置である以上、ゴールの置き方だけで現場の行動は変わります。

ステップ2 KGIを式に分解する

次に、ゴールの数字を掛け算・足し算の式に分けます。

売上 = 平均単価 × 受注件数
受注件数 = 面談数 × 展開率 × 展開獲得率

式に分けると、どの数字が動けばゴールが動くのかが一目で分かります。この分解を1枚の図にしたものがKPIツリーです。描き方はKPIツリーの作り方で解説しています。

ステップ3 目安と比べて、詰まっている一点を見つける

式の各項目に自社の実績を入れ、目安と比べます。目安を下回っている項目が、いま最も詰まっている一点(ボトルネック)です。法人営業であれば、私が支援の現場で目安にしている水準は次のとおりです。

指標目安(支援現場での観測値)
1人あたりの月間面談数40〜50件
展開率(面談のうち、検討に進んだ割合)概ね30%

※業界・商材・単価帯で変わります。「どこが目安を割っているか」を見る最初の物差しとして使ってください。より細かい目安はKPI設定の方法と営業KPI大全に載せています。

大事なのは、最初の見立てはたいてい外れるということです。「受注率が低いのだろう」と思って計測してみると、実は面談の絶対数が足りていなかった——ということがよく起きます。全部を一度に直そうとせず、詰まっている一点に絞ります。

ステップ4 本人が動かせる数字だけを現場に置く

ボトルネックが分かったら、それを動かすための数字を現場に置きます。

ここで、さきほどの2つの問い(本人が動かせるか/売上が動くか)を使います。たとえば展開率が詰まっているとき、「展開率を上げろ」と配っても、現場は何をすればいいか分かりません。展開率は相手の反応で決まる結果の数字だからです。代わりに、「決裁者に直接アポを取った件数」のように、本人が今日から選べる行動の数字を置きます。

そしてその行動を、日々の行動量(KDI)まで落とします。KPIの具体的な設定シートの書き方はKPI設定の方法と目標設定の例に記入例つきでまとめています。

ステップ5 見る頻度と、見直す日を先に決める

最後に、「誰が・いつ・どの会議で」その数字を見るかを決めます。行動に近いKPIは日次〜週次、結果に近いKPIは月次が目安です。

あわせて、KPIそのものを見直す日も先に決めておきます。四半期に一度、「この数字を見て、来週の行動が変わったか」を問い直してください。変わっていないKPIは、精巧に作られていても機能していません。

目標値はSMARTで点検する

KPIの目標値を決めるときは、SMARTの5つの観点で点検すると抜け漏れを防げます。

  • Specific:具体的か
  • Measurable:測れるか
  • Achievable:届く水準か
  • Relevant:KGIとつながっているか
  • Time-bound:期限があるか

ただし、SMARTは「目標値の書き方」の点検表です。どの指標をKPIに選ぶかはSMARTでは決まりません。指標選びはステップ2〜4で、SMARTはその後の仕上げに使います。書き方の詳細はSMARTの法則をご覧ください。


KPIの教科書 表紙

Free Download

KPIの教科書

ダイエット・マラソンの身近な例からビジネスの指標へ。KGI・KSF・KPIのピラミッド図解、KPIツリーの分解実例、OKR・MBOを「器」として見る図解まで収録した、迷わず全体像をつかむための一冊です。

資料をダウンロードする →

KPIでよくある失敗4つ

図:KPIが形骸化するアンチパターン
図:KPIが形骸化するアンチパターン

失敗1 測れるから置いた

「集計しやすいから」という理由で置いたKPIは、ゴールとの因果が確かめられていません。その行動をした時としなかった時で、成果がどれだけ違うのか。これを測らずに置いたKPIは、追いかけても成果につながりません。

失敗2 号令だけで、仕組みが変わっていない

「面談数を増やそう」と掛け声をかけても、数字は動きません。動かすには、仕組みを変える必要があります。

私が支援したある法人営業の組織では、「受注率が低いのでは」という見立てで相談を受けましたが、計測してみると受注率は標準的な範囲でした。本当の原因は、外出する日に1〜2件しか面談が入っていない日が多いことでした。そこで次のルールを入れました。

  • 社内で作業する日と、外で面談する日を分ける
  • 外で面談する日は、5件以上の面談が入っている日だけにする

この仕組みを入れた結果、面談件数は1.3倍になりました。号令ではなく、ルールが人の動きを変えた例です。

失敗3 結果の数字をそのまま評価に直結させる

受注率や売上のような結果の数字を、そのまま個人の評価に結びつけると、数字が歪みます。受注率を評価すれば、決まりそうにない案件を最初から商談に上げなくなる。売上を評価すれば、期末に値引きで押し込む。人は成果を出す方向ではなく、数字を作る方向に動きます。

これを防ぐには、経営が見る数字と、現場に配って追う数字を分けることです。評価に使うKPIと管理に使うKPIの分け方は、KPIを人事評価に使うと数字が歪むで解説しています。

なお、行動量(面談数や架電数)を評価に入れること自体は悪ではありません。新しい仕組みを立ち上げる時期には、あえて行動量を評価に入れて習慣として定着させるのが有効です。問題は、定着した後も量だけを見続けることです。定着後は「量」と「その行動から生まれた商談・受注」の2軸で見るように切り替えます。この切り替え方は営業日報の設計で詳しく書いています。

失敗4 見る頻度が決まっていない

期初にKPIを決めて、その後の会議で一度も話題に出ない。これが最も多い形骸化です。KPIは、毎日・毎週見られ、会話に使われて初めて人を動かします。

もう一つの落とし穴が、最初の見立てに固執することです。高級別荘サブスクの支援では、当初「面談数」を増やすべきだと見立てていました。ところがKPIを広めに計測すると、実際に体験に来てもらえた人の受注率が突出して高いことが分かりました。そこで「体験への誘導数」をKPIに置き直し、誘導の流れを標準化した結果、受注率は1.5倍になりました。計測して、見立てを変える。この往復ができる組織では、KPIが形骸化しません。

KPIが機能しない原因をさらに詳しく知りたい方はKPIが機能しない3つの理由をご覧ください。


キーエンスではKPIをどう使っていたか

私はキーエンスで営業をしていました。そこで身についたKPIの使い方は、多くの会社のそれと2つの点で違っていました。

  1. 全KPIを日次で見る:月次の振り返りでは、改善の機会が年に12回しかありません。行動の数字は毎日、プロセスの数字は毎週見ることで、問題が起きそうなサインを週の半ばで捉えます
  2. 面談の「環境」を記録する:何件会ったかだけでなく、面談の相手は何人だったか、決裁者は同席していたかを記録します。支援現場のデータでも、面談の相手が1名のときより、3名以上のときの方が検討に進む割合がはっきり高く出ます

面談の報告も、当日の事後報告だけでなく、前日に上長へ目的を共有して助言をもらう「事前」の相談とセットで回していました。この報告の設計は営業日報の設計で詳しく解説しています。

共通しているのは、KPIを「後で結果を集計するための数字」ではなく、「明日の行動を決めるための数字」として扱っていることです。営業KPIをこの考え方で設計した全体像は営業KPI大全にまとめています。


よくある質問(FAQ)

Q. KPIとは簡単に言うと何ですか?

A. 最終目標(KGI)にたどり着くまでの進み具合を測る「途中の数字」です。売上がゴールなら、面談数や受注率がKPIにあたります。

Q. KPIの読み方は?

A. 「ケーピーアイ」と読みます。Key Performance Indicatorの略で、日本語では「重要業績評価指標」と訳されます。関連語のKGIは「ケージーアイ」、KSFは「ケーエスエフ」、KDIは「ケーディーアイ」と読みます。

Q. KPIとKGIの違いは何ですか?

A. KGIは最終ゴールの数字(売上・利益など)、KPIはそこへ向かう途中経過の数字(面談数・受注率など)です。KGIは期末に結果が分かり、KPIは期中に何度も確かめられます。

Q. KPIとOKRはどちらを使えばいいですか?

A. どちらか一方ではありません。OKRは目標を立てて管理する器、KPIは進み具合を測る物差しです。OKRを使う場合も、KPIはセットで必要になります。

Q. KPIはいくつ設定すればいいですか?

A. 部門やチームごとに3〜5個が目安です。そのうえで、今期いちばん力を入れて動かす1つを決めておくと、全員の視線が揃います。

Q. KPIとKPIツリーの違いは?

A. KPIは一つ一つの指標、KPIツリーはKGIからKPIまでの因果のつながりを1枚の図にしたものです。ツリーを描くと、どのKPIがどのゴールに効くのかが分かります。

Q. KPIはどのくらいの頻度で見直せばいいですか?

A. 数字の確認は、行動に近いKPIは日次〜週次、結果に近いKPIは月次が目安です。KPIの選び方そのものは四半期ごとに見直し、「この数字を見て行動が変わったか」を確かめます。

Q. KPIを人事評価に使ってもいいですか?

A. 使えますが、結果の数字(受注率・売上など)を個人評価に直結させると、数字を作る方向に行動が歪みます。評価に使う数字と、改善のために見る数字を分けて設計するのが基本です。仕組みの立ち上げ期に行動量を評価に入れて定着させるのは有効です。


まとめ

  • KPIとは、最終目標(KGI)までの進み具合を測る「途中の数字」。読み方はケーピーアイ
  • KGIはゴール、KSFは勝ち筋、KPIは途中の数字、KDIは今日の行動量、OKR・MBOは目標を入れる器
  • KPIは計器である以上に、人を動かす装置。置く数字を間違えると、人は間違った方向に全力で動く
  • 決め方は「KGIを1つ→式に分解→目安と比べて詰まりを見つける→本人が動かせる数字を置く→頻度と見直し日を決める」
  • 失敗の多くは、測れるから置いた・号令だけ・結果の数字を評価に直結・見る頻度がない、のどれか

Exgrowthでは、KPIの設計から、現場で使われ続ける運用の定着までを支援しています。

次に読む

KPIの教科書 表紙

Free Download · Whitepaper

KPIの教科書

「KPIって、結局なんなの?」——この一冊で最短ルートから答えます。図解付きで全21ページ、無料でダウンロードいただけます。

資料をダウンロードする →

Free · 3min

貴社のKPI運用、今どの段階?

15問の無料診断でスコアと改善ポイントをその場で確認できます。

診断してみる →
NEW

KPIナレッジ 全記事インデックス

公開中の全121本を、読む順序で整理しています。

KPI設計のご相談はこちら

30分の無料相談で、貴社に最適なKPIの設計方針をお伝えします。

無料で相談する